iPhone Duo向け最適化アプリが登場、Netflix・Zoom・Wordなど 「Made for iPhone Duo」の見分け方とSplit View

Apple iPhone DuoでInstagramのEditsとアスファルト:Legendsを表示したところ

Appleは2026年10月22日、折りたたみiPhone「iPhone Duo」向けに最適化されたアプリやゲームを紹介しました。Netflix、Prime Video、Zoom、Slack、Instagramなどが大きなインナーディスプレイや半分に折った置き方に合わせて画面を作り直しており、Microsoft WordとOutlookも今後数週間以内に対応します。最適化済みのアプリはApp Storeの製品ページに付く「Made for iPhone Duo」のロゴで見分けられます。

Apple iPhone DuoでInstagramのEditsとアスファルト:Legendsを表示したところ
画像:Apple
目次

iPhone Duo向け最適化アプリの概要

iPhone Duoは10月23日(金)に日本を含む70以上の国と地域で発売されました。発売に合わせて、Appleは世界中の開発者がiPhone Duo向けにアプリを作り直していることを紹介し、App Storeでは編集部が選んだiPhone Duo向けアプリ・ゲームの特集を発売日から公開しています。今後も1年を通じてアプリのアップデートが続くとしています。

iPhone Duoのインナーディスプレイは、iPhone 18 Pro Maxより50パーセント大きい7.6インチ。閉じたときに使う5.4インチのアウターディスプレイと縦横の比率が同じため、アプリは外側から内側へ切り替えても同じ比率で拡大され、続きからそのまま使えるとAppleは説明しています。本体の価格やスペック、発売日の買い方はiPhone Duoの発売日・価格の記事にまとめています。

項目 内容
発表日 2026年10月22日(Apple Newsroom)
見分け方 App Storeの製品ページに「Made for iPhone Duo」のロゴ
App Storeの特集 10月23日(金)からiPhone Duo向けアプリ・ゲームのコレクションを公開
新しい表示機能 Split View(iPhoneで初めて2つのアプリを左右に並べて表示)
今後の対応 Word・Outlookは今後数週間以内、「ゼンレスゾーンゼロ」は11月にアップデート、DoorDashは年内
開発環境 iOS 27.1 SDK、Xcode 27.1のDevice Hub

動画・スポーツ:開き方で見え方が変わる

Apple iPhone Duoを半分に折ってNetflixを再生しているところ
画像:Apple

動画アプリは、折りたたみの形を一番わかりやすく生かしています。Netflixは、閉じた状態のアウターディスプレイで予告映像をスクロールして探し、気になる作品が見つかったら本体を開いて、Nano-texture仕上げのインナーディスプレイでそのまま見続けられます。映像の縦向き・横向きの切り替えもスムーズです。

Prime Videoは、本体を半分に折って机に置くと、上半分で作品を再生し、下半分に出演者やボーナス映像などの「X-Ray」情報を表示します。Paramount+は再生の操作や番組・ライブチャンネルの一覧が見やすくなりました。スポーツでは、MLBとPGAツアーのアプリが、中継やハイライトとスコア・成績・順位表を同時に表示できます。MLBは、立てた側で試合の中継、机に置いた側でリアルタイムの成績を見る使い方を紹介しています。

Apple iPhone DuoでPrime Videoを上下に分けて表示したところ
画像:Apple

スタンドを用意しなくても本体だけで立てられるため、新幹線や飛行機のテーブル、キッチンなどで手を離して動画を見たい人には大きな利点です。

仕事のアプリ:Split Viewで2つを並べる

Apple iPhone DuoでZoomの共有資料と参加者を同時に表示したところ
画像:Apple

iPhone Duoでは「Split View」により、iPhoneとして初めて2つのアプリを左右に並べて開けます。これに合わせて仕事向けのアプリも画面を広く使うようになりました。

  • Microsoft Word/Outlook:今後数週間以内に対応。Wordは書式設定のツールを文書の横に、Outlookは受信トレイをメール本文の横に表示します。
  • Zoom:インナーディスプレイで、共有された資料とほかの参加者を同時に見られます。
  • Slack:ワークスペース全体を表示し、チャンネルの行き来やタスクの自動化がしやすくなります。
  • Salesforce:一度に表示できるダッシュボードが増えます。
  • Fantastical/Notewise/Things/Bear:カレンダーとタスク、メモと資料とAIツールなどを1画面にまとめて表示します。

写真・動画編集:Instagram「Edits」やVLLO

クリエイター向けでは、InstagramのフィードやストーリーズがiPhone Duoで一度に多く表示され、動画編集アプリ「Edits」ではタイムライン・編集ツール・映像をまとめて表示できます。動画編集アプリのVLLOも、操作ボタンと素材を一度に多く並べられるようになりました。

AI動画編集アプリのDetailは、iOS 27の新しい「Core AI」フレームワークを使い、AIモデルを端末の中で動かします。映像と文字起こしを横に並べて編集でき、字幕の追加や「えー」などのつなぎ言葉の削除、音声の補正を、データを外に送らずに行えるのが特徴です。

ゲーム:A20 Proで長時間プレイ

Apple iPhone Duoのインナーディスプレイでアスファルト:Legendsをプレイしているところ
画像:Apple

Appleの発表では、iPhone Duoは、A20 Proチップと専用のベイパーチャンバー(冷却機構)により、高い性能をiPhone 17 Proより最大35パーセント長く保てます。大画面で長く遊ぶゲームとの相性を意識した設計です。

  • アスファルト:Legends:350台以上の車で、最大7人とオンライン対戦できます。
  • ゼンレスゾーンゼロ:11月のアップデートでiPhone Duoに対応し、持ち方に合わせて操作ボタンの配置が変わります。
  • UnGodly アンゴッドリー:11月にApp Storeで配信予定。閉じているときは縦長の画面で遊べます。
  • Apple Arcade:「Sneaky Sasquatch」「Retrocade」が開いた状態と閉じた状態の両方に合わせた遊び方を用意しています。

開いてアルバムを選び、テープを入れて閉じるとApple Musicの曲が流れる「Deck-Man」のように、折りたたむ動作そのものを遊びにしたアプリもあります。

料理・買い物・旅行と、国・地域ごとのアプリ

半分に折ってキッチンに立てると、NYT Cookingはレシピを写真付きで大きく表示します。LTKはクリエイターの動画と紹介された商品を同じ画面で見られ、Yelpは地図とレビューを並べて表示します。旅行ではLyft、アメリカン航空、ユナイテッド航空、Flightyが対応し、Flightyには本体を立てたときの専用のフライト追跡モードがあります。

地域ごとの人気アプリでは、中国のWPS Office・Weibo・Taobao、韓国のカカオトーク・WEBTOON、ヨーロッパのAirmail・Craftなどが紹介されました。一方で、今回の発表には日本の開発者のアプリは挙がっていません。LINEやPayPay、国内の動画配信サービスなどが対応するかは発表されておらず、現時点では未定です。

開発者向け:iOS 27.1 SDKで何が変わるか

標準のSwiftUIとUIKitの部品で作られたアプリは、特別な対応をしなくても両方のディスプレイに自動で合わせます。操作ボタンは持ちやすい横側に寄り、インナーディスプレイでは複数の列に広がり、半分に折ったときは折り目からボタンを離して配置します。

さらにiOS 27.1 SDKでは、折り目で画面を分けるレイアウトを作るAPI、開き具合(ヒンジの角度)に反応するAPI、2つのディスプレイに別々の内容を出す「シーンアクセサリ」、背面カメラとiPhone初のアンダーディスプレイカメラでの自撮りに対応するカメラAPIが加わりました。Xcode 27.1の「Device Hub」では、開く・閉じる・折る・回すといった状態を試せます。Appleはこれまでに19都市で50回以上の対面ワークショップを開き、2,000人以上の開発者が参加したとしています。

独自の考察:最適化アプリの数が買う価値を左右する

折りたたみスマホは、ハードウェアよりも「アプリが大画面に合っているか」で使い心地が決まります。Android の折りたたみ機では、スマホ用の縦長の画面がそのまま引き伸ばされたり、左右に余白が出たりするアプリが長く残ってきました。iPhone Duoは外と内のディスプレイの縦横比をそろえ、標準部品を使うアプリは自動で調整される仕組みにしたことで、未対応アプリでも崩れにくい作りになっています。

そのうえで、Split Viewと半分に折った置き方の両方に対応したアプリが発売時点でそろったことは、36万4800円からという高価な端末を選ぶ理由になります。動画を立てて見たい人、Zoomやメールを外出先で大画面で使いたい人、長時間ゲームをする人には、今回紹介されたアプリだけでも違いを感じやすいはずです。

ただし、日本の利用者がよく使う国内アプリの対応はまだ見えていません。購入を考えている人は、App Storeで普段使うアプリの製品ページに「Made for iPhone Duo」のロゴがあるかを確認しておくと安心です。WordとOutlookは「数週間以内」、ゼンレスゾーンゼロは「11月」と、対応が先のアプリもある点にも注意してください。

よくある質問

iPhone Duoに最適化されたアプリはどう見分けますか?

App Storeの製品ページに「Made for iPhone Duo」のロゴが表示されます。発売日から公開されているApp StoreのiPhone Duo向け特集でもまとめて探せます。

最適化されていないアプリは使えませんか?

使えます。外側と内側のディスプレイは縦横の比率が同じで、標準のSwiftUI・UIKitの部品を使うアプリは自動で表示が調整されます。ただし、折り目を避けたレイアウトや、半分に折った置き方専用の表示などは、各アプリの対応が必要です。

Split Viewとは何ですか?

2つのアプリを左右に並べて同時に開く機能で、iPhone DuoでiPhoneとして初めて使えるようになりました。たとえば受信トレイとカレンダーを並べて予定を立てる、といった使い方ができます。

WordやOutlookはいつ対応しますか?

Appleは「今後数週間以内」としており、具体的な日付は発表されていません。

まとめ

iPhone Duoの発売に合わせて、Netflix、Prime Video、MLB、Zoom、Slack、Instagram、アスファルト:Legendsなど、多くのアプリが大画面と折りたたみの置き方に合わせて作り直されました。Split Viewで2つのアプリを並べられるようになり、WordとOutlookも今後数週間以内に対応します。一方、国内の人気アプリの対応は未発表です。購入前にはApp Storeで「Made for iPhone Duo」のロゴを確かめ、自分の使い方に合うかを見極めましょう。

参考ページ

Apple iPhone DuoでInstagramのEditsとアスファルト:Legendsを表示したところ

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