povo AIにChatGPT 5.5追加、Nano Banana 2の画像生成も1日3回無料 使い方と注意点

povo2.0アプリのpovo AIでAIモデルを選ぶ画面

KDDI、沖縄セルラー電話、KDDI Digital Lifeの3社は、2026年10月22日から、povo2.0アプリで使える生成AIサービス「povo AI」に新しいAIモデルを追加しました。「ChatGPT 5.5」「ChatGPT 5.5 Pro」「ChatGPT 5.5 Thinking」が追加料金なしで使い放題になり、Googleの画像生成モデル「Nano Banana 2」による画像生成も1日3回まで無料で使えます。一方で、古いモデルの提供終了も決まっているため、変更点と使うときの注意点を整理します。

povo2.0アプリのpovo AIでAIモデルを選ぶ画面
画像:KDDI(povo2.0)
目次

povo AIのアップデート概要

povo AIは、povo2.0アプリの中で、OpenAIのChatGPTやPerplexityなどの生成AIを無料で使えるサービスです。2025年7月23日に始まり、当初はGPT-4o、o3-mini、GPT-3.5、Perplexity Sonar Proの4つのモデルが用意されていました。その後もモデルの入れ替えが続き、今回のアップデートで、OpenAIの新しい世代のモデルと画像生成が加わりました。

今回の発表の要点は次のとおりです。

項目 内容
提供開始日 2026年10月22日
対象 povo2.0を契約している人
料金 無料(別途povo2.0のデータ容量が必要)
追加された文章生成モデル ChatGPT 5.5、ChatGPT 5.5 Pro、ChatGPT 5.5 Thinking(使い放題)
追加された画像生成モデル Nano Banana 2(1日3回まで)
引き続き使えるモデル GPT-4o、GPT-5(12月11日まで)、Perplexity Sonar(11月23日まで)
アプリのバージョン 1.61.0以下は更新が必要(サービスページでは1.62.0への更新を案内)

追加されたAIモデルの内容

ChatGPT 5.5シリーズ3モデルが使い放題

文章生成では、OpenAIのモデルが3種類追加されました。標準の「ChatGPT 5.5」に加え、上位版の「ChatGPT 5.5 Pro」、じっくり考えてから答える「ChatGPT 5.5 Thinking」も選べます。povo AIの発表では、この3つはいずれも「使い放題」とされていて、回数の上限は示されていません。

使い分けの目安としては、ちょっとした質問や文章の下書き、メールの言い回しの確認などは標準のChatGPT 5.5、複数の条件を比べる計画づくりや長い文章の要約など、答えに筋道が必要な作業はThinkingやProを選ぶのが自然です。ただし、上位のモデルほど回答が出るまでに時間がかかることが多いので、急ぎのときは標準モデルから試すとよいでしょう。

Nano Banana 2で画像生成が1日3回まで

もう1つの目玉が画像生成です。「Nano Banana 2」は、Googleが2026年2月26日に発表した画像生成モデルで、正式な名前は「Gemini 3.1 Flash Image」です。Googleは、生成の速さに加えて、画像の中に読みやすい文字を入れられることや、インフォグラフィック・図解の作成に向いていることを特徴に挙げています。

povo AIでは、このNano Banana 2による画像生成が1日3回まで使えます。チャット形式の質問は使い放題ですが、画像生成だけは回数の上限がある点に注意してください。年賀状やSNS用のイラスト、資料に使う簡単な図など、使いどころを決めてから指示を出すと、3回の枠をむだにせずに済みます。

povo AIの入力画面と画像生成・画像編集・ファイル分析のボタン
画像:KDDI(povo2.0)

提供が終わるモデルと日程

新しいモデルが加わる一方で、いくつかのモデルは提供が終わります。OpenAIがAPIの提供を終えることに合わせて、「o3-mini」と「GPT-3.5」は10月22日で終了しました。また、「GPT-5」は12月11日に終了する予定です。「Perplexity Sonar」も、サービスの見直しにより11月23日に終了する予定です。

モデル 提供終了日 理由(公式の説明)
o3-mini 2026年10月22日 OpenAIのAPI提供終了
GPT-3.5 2026年10月22日 OpenAIのAPI提供終了
Perplexity Sonar 2026年11月23日(予定) 対象サービスの見直し
GPT-5 2026年12月11日(予定) 終了予定として案内

特に影響が大きいのはPerplexity Sonarの終了です。Perplexityはウェブ検索の結果をもとに答えるAIとして使われることが多く、最新ニュースや店舗情報を調べる用途でpovo AIを使っていた人は、11月23日以降の使い方を考えておく必要があります。povo AIの画面には、ウェブ検索や画像編集、ファイルの分析といった機能も用意されているため、まずはChatGPT 5.5シリーズで同じことができるか試しておくと安心です。

povo AIの使い方

povo AIは、povo2.0アプリから次の手順で使えます。

  1. povo2.0アプリを最新版に更新する(公式サイトではバージョン1.62.0への更新を案内しています)。
  2. アプリ下部の「povo AI」アイコンをタップする。
  3. 質問を入力する、またはファイルや画像をアップロードする。
  4. 文章の要約、ウェブ検索、画像生成、画像編集、ファイルの分析など、目的に合わせて使う。AIモデルや画像生成モデルは画面上で切り替えられる。

使う前に確認しておきたいのが、データ残量です。povo AIは、povo2.0のデータ容量が残っていることが利用の条件になっていて、残量が「0.00GB」のときは使えません。データを増やす方法として、公式サイトではデータトッピングの購入、キャンペーンコード・プロモコード・プリペイドコードの利用、povo Data Oasisの利用が挙げられています。また、povo AIを使ったときのデータ通信も、データ容量から差し引かれます。

使うときの注意点

ChatGPTの自分のアカウントは使えない

povo AIは、povo2.0アプリの中だけで使うサービスです。公式のよくある質問では、自分が持っている生成AIサービスのアカウントでログインすることはできないと説明されています。ChatGPTアプリの会話履歴やカスタム設定を引き継ぐことはできないため、別のサービスとして考えましょう。

有料版と同じ機能がすべて使えるわけではない

公式サイトでは、各AIサービスの有料版と比べて「一部、利用できない機能がある」と案内されています。モデル名が同じでも、各社のアプリで有料プランに入った場合とまったく同じ体験になるとは限りません。

個人情報や仕事の機密は入力しない

利用規約では、個人情報や営業秘密などの機密情報を入力しないよう定められています。KDDIは、利用者が入力した情報をAIの学習用データとして使わないと明記していますが、それでも氏名や住所、会社の内部資料などはそもそも入力しないのが基本です。また、povo AIは日本国外では使えないことも規約に書かれています。海外旅行中に翻訳や調べものに使おうと考えている人は注意してください。

povoの料金や契約の質問には向かない

povo AIは生成AIのため、povoのサービス内容について常に正確な案内ができるわけではない、と公式に説明されています。料金やトッピング、契約内容の問い合わせは、povoのチャットサポートを使うよう案内されています。なお、利用規約には、今後、利用者に合ったキャンペーンの案内や、契約内容をふまえた問い合わせ対応などの機能を加える場合があると書かれていますが、10月22日の時点で提供されているものではありません。

独自の考察:povoを持っている人にとっての価値

今回のアップデートで、povo AIは「無料で使える生成AI」としての魅力がかなり増しました。最新世代のChatGPTの上位版や思考型のモデルまで、回数を気にせずに選べるうえ、画像生成まで試せるからです。povo2.0は基本料が0円で、必要なときにトッピングを買う仕組みのため、サブ回線として持っている人も多いはずです。データ残量さえあれば使えるので、サブ回線の「おまけ」として最新の生成AIを試せるのは、うれしいポイントです。

一方で、使い放題とはいえ、povo AIはデータ残量がないと使えない点は押さえておきましょう。普段povo2.0のトッピングを買わずに回線だけ維持している人は、データ容量を用意する必要があります。また、Perplexity SonarやGPT-5が年内に終了するように、povo AIで使えるモデルは、AI各社の提供状況やKDDIの見直しで入れ替わります。特定のモデルに頼りきるのではなく、「無料で最新モデルを試せる場所」として気軽に使うのが向いています。

おすすめしやすいのは、生成AIをこれから使ってみたい人や、ChatGPTの有料プランに入るほどではないけれど、ときどき高性能なモデルを使いたい人です。反対に、毎日長時間使う人や、会話履歴を細かく管理したい人、仕事で使う人は、各社の公式アプリや法人向けのサービスを選ぶほうが安心です。

よくある質問

povo AIを使うのにお金はかかりますか?

povo AIの利用料は無料です。ただし、povo2.0のデータ容量が必要で、データ残量が0.00GBのときは使えません。povo AIを使ったときの通信もデータ容量を消費します。

ChatGPT 5.5は何回まで使えますか?

公式発表では、ChatGPT 5.5、ChatGPT 5.5 Pro、ChatGPT 5.5 Thinkingの3モデルは「使い放題」とされていて、回数の上限は示されていません。回数の上限があるのは、Nano Banana 2による画像生成(1日3回まで)です。

povo2.0のデータ専用プランでも使えますか?

公式の対象者は「povo2.0を契約している人」とされていて、データ専用かどうかの区別は示されていません。データ専用での利用可否は、povo2.0アプリやサポートで確認してください。

アプリにpovo AIのアイコンが出てきません

アプリのバージョンが1.61.0以下だと、povo AIは使えません。App StoreやGoogle Playでpovo2.0アプリを最新版に更新してください。

GPT-5やPerplexity Sonarはいつまで使えますか?

Perplexity Sonarは2026年11月23日、GPT-5は2026年12月11日に提供を終える予定です。o3-miniとGPT-3.5は10月22日で終了しました。

まとめ

povo AIに、2026年10月22日からChatGPT 5.5、ChatGPT 5.5 Pro、ChatGPT 5.5 Thinkingの3モデルが追加され、povo2.0の契約者は無料で使い放題になりました。GoogleのNano Banana 2による画像生成も1日3回まで使えます。その一方で、o3-miniとGPT-3.5は終了し、Perplexity Sonarは11月23日、GPT-5は12月11日に終了する予定です。使うにはpovo2.0のデータ残量が必要で、アプリの更新も欠かせません。povo2.0を持っている人は、データ残量を確認したうえで、まずは新しいモデルと画像生成を試してみてはいかがでしょうか。

参考ページ

povo2.0アプリのpovo AIでAIモデルを選ぶ画面

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