ソフトバンクは2026年10月20日、ソニーのスマートフォン「Xperia 1 VIII」と「Xperia 10 VIII」のソフトバンク版に、Android 17へのOSバージョンアップを含むソフトウェア更新の配信を始めました。国内向けのXperiaでAndroid 17が配信されるのはこれが初めてです。更新は10月20日から順次届き、更新にかかる通信料は無料です。

ソフトバンク版XperiaのAndroid 17アップデートの概要
今回の更新は、ソフトバンクのソフトウェアサポートページで2026年10月20日に案内されました。対象はXperia 1 VIIIとXperia 10 VIIIの2機種です。ソニーは国内向けの案内ページで、Android 17のアップデート対象としてXperia 1 VIII、1 VII、1 VI、10 VIII、10 VIIの5機種を挙げており、そのうち最初に配信が始まったのがソフトバンク版の2機種ということになります。
| 項目 | Xperia 1 VIII | Xperia 10 VIII |
|---|---|---|
| 更新開始日 | 2026年10月20日より順次 | 2026年10月20日より順次 |
| 主な更新内容 | Android 17へのOSバージョンアップ、まれに圏外表示となる場合がある事象の改善、セキュリティの向上 | Android 17へのOSバージョンアップ、セキュリティの向上、そのほか快適に使うための更新 |
| 更新後のビルド番号 | 73.1.A.2.74 | 74.1.A.2.42 |
| ダウンロード | モバイル回線・Wi-Fiのどちらでも可 | モバイル回線・Wi-Fiのどちらでも可 |
| 所要時間 | 最大20分程度 | 最大20分程度 |
Xperia 1 VIIIでは、OSのバージョンアップに加えて、まれに圏外と表示されることがある不具合の改善も含まれています。電波の表示に違和感があった人は、早めに更新しておくとよいでしょう。
対象2機種のおもな仕様
今回アップデートの対象となった2機種は、フラッグシップとスタンダードという位置づけの違うモデルです。主な仕様を比べると次のようになります。
| 項目 | Xperia 1 VIII | Xperia 10 VIII |
|---|---|---|
| 位置づけ | フラッグシップ | スタンダード |
| チップセット | Snapdragon 8 Elite Gen 5 | Snapdragon 6 Gen 3 |
| OSアップデート | 最大4回のOSバージョンアップ、最長6年間のセキュリティアップデート | 最大4回のOSバージョンアップ、最長6年間のセキュリティアップデート |
どちらも長期のアップデートをうたっており、今回のAndroid 17はその最初の大きな更新です。更新後のソフトウェアバージョンの確認方法も、ソフトバンクの案内ページで資料(PDF)として公開されています。更新が終わったら、ビルド番号が上の表のとおりになっているか確かめておくと安心です。
Android 17で使えるようになる主な機能
ソニーは国内向けの案内ページで、XperiaのAndroid 17で追加・強化される機能を次のように紹介しています。機種によって使える機能が異なる点に注意しましょう。
| 機能 | 内容 | 対象(ソニーの案内) |
|---|---|---|
| AirDrop対応のQuick Share | iPhone・iPad・Macと写真やファイルをやり取り | Xperia 1 VIII |
| パソコンモード | 外部ディスプレイにつないでパソコンのように操作 | Xperia 1 VIII/1 VII/1 VI |
| AIカメラアシスタントの強化 | カスタムルックを最大3つまで登録 | Xperia 1 VIII |
| 壁紙とスタイル | アイコンのスタイルや形も変更可能に | 対象機種共通 |
| クイック設定パネル | タイルの大きさを選んで配置可能に | 対象機種共通 |
| スクリーンレコード | 特定のアプリだけの録画、端末音とマイク音の同時録音 | 対象機種共通 |
なお、ソフトバンクの更新案内では、更新内容は「Android 17へのOSバージョンアップ」などと書かれているだけで、AirDrop対応については触れられていません。AirDrop対応やパソコンモードを目当てに更新する人は、更新後に共有メニューや設定画面で使えるかどうかを確認しましょう。各機能の詳細は、当サイトの記事「Xperia 1 VIIIがAndroid 17でAirDrop対応へ、アップデート対象5機種と新機能」でも紹介しています。
アップデートの手順
ソフトバンクが案内している更新手順は次のとおりです。
設定アプリから更新する場合
- アプリ一覧から「設定」を選ぶ
- 「システム」を選ぶ
- 「システムアップデート」を選ぶ
- 「ダウンロードしてインストール」を選ぶ
- 「今すぐ再起動」を選ぶ
通知から更新する場合
ステータスバーに更新のマークが表示されている場合は、ステータスバーを下にドラッグして「システムアップデート」を選び、「ダウンロードしてインストール」「今すぐ再起動」の順に進みます。どちらの方法でも更新内容は同じです。
更新は順次配信されるため、すぐに通知が届かないこともあります。その場合は、設定の「システムアップデート」から手動で確認してみましょう。
アップデート前に確認したい注意点

ソフトバンクは、更新を行う際の注意点として次の点を挙げています。
- 更新中は、電話の発着信を含むすべての機能が使えない。110番・118番・119番などの緊急通報もできない
- 更新の完了までに最大20分程度かかる場合がある
- 通信が切れないよう、電波状態のよい場所で移動せずに行う
- 更新中は絶対に電源を切らない(故障の原因になる)
- 電池を十分に充電した状態で行う
- 端末の状態によってはデータが壊れたり消えたりすることがあるため、事前にバックアップを取る
更新にかかる通信料は無料ですが、契約時に提供されたUSIMカード以外を使っている場合などは、通信料がかかることがあります。また、Android 17は大型のOSバージョンアップのため、仕事や決済、銀行などで使うアプリがある人は、各アプリがAndroid 17に対応しているかを確認してから更新すると安心です。
ドコモ・au・SIMフリー版はいつ?
執筆時点(2026年10月21日)で、Android 17の配信が始まっているのはソフトバンク版だけです。NTTドコモの「提供中のソフトウェアアップデート情報」ページには、Xperia 1 VIII(SO-51G)のAndroid 17の案内はまだ掲載されていません。au版やSIMフリーモデル、Xperia 1 VII・1 VI・10 VIIの提供時期も発表されておらず、ソニーは「ソフトウェアアップデートのタイミングは、機種によって異なります」としています。
ソフトバンク以外で購入した人は、各社のソフトウェア更新情報のページや、端末の「システムアップデート」を定期的に確認しておきましょう。
独自の考察|国内向けで最初に配信された意味
Xperia 1 VIIIとXperia 10 VIIIは、どちらも「最大4回のOSバージョンアップ」と「最長6年間のセキュリティアップデート」をうたうモデルです(購入時期によって回数・年数は異なります)。Android 16で2026年6月11日に発売されたXperia 1 VIIIにとって、Android 17は最初のOSバージョンアップです。発売から約4か月で新しいOSが届いたことは、長く使いたい人にとって安心材料になります。
一方で、同じ機種でも販売するキャリアによって配信時期がずれるのは、国内のスマートフォンではよくあることです。今回はソフトバンクが先行した形で、他社版の時期はまだ分かりません。他社版を使っている人は、慌てずに各社の案内を待ちましょう。
Xperia 10 VIIIを使っている人にとっては、スタンダードモデルでも上位機と同じタイミングでOSが新しくなる点がうれしいところです。Xperia 10 VIIIは、Snapdragon 6 Gen 3、8GBのメモリ、約6.1インチの有機ELディスプレイ、5000mAhのバッテリーを備えたモデルで、約168gの軽さが特徴です。パソコンモードやAirDrop対応といった上位機向けの機能は対象外ですが、共通の新機能は同じように使えます。
よくある質問
ソフトバンク版Xperia 1 VIIIのAndroid 17はいつから配信されていますか?
2026年10月20日から順次配信されています。Xperia 10 VIIIも同じ日から始まっています。
アップデートにはどれくらい時間がかかりますか?
ソフトバンクは、完了までに最大20分程度かかる場合があるとしています。
モバイル回線でもダウンロードできますか?
できます。モバイル回線・Wi-Fiのどちらでもダウンロードでき、更新にかかる通信料は無料です。
ドコモ版やau版にはいつ配信されますか?
執筆時点では発表されていません。
アップデートすればXperia 1 VIIIでAirDropが使えますか?
ソニーはXperia 1 VIIIのAndroid 17でQuick ShareがAirDropに対応するとしていますが、ソフトバンクの更新案内には記載がありません。更新後に共有メニューで確認しましょう。
まとめ
ソフトバンクは2026年10月20日、Xperia 1 VIIIとXperia 10 VIIIにAndroid 17へのOSアップデートの配信を始めました。国内向けXperiaでは初めてのAndroid 17で、Xperia 1 VIIIでは圏外表示の改善も含まれています。更新には最大20分ほどかかるため、充電とバックアップを済ませ、時間に余裕のあるときに行いましょう。ドコモ・au・SIMフリー版の配信時期は未発表です。

