OnePlus(一加)は、新型フラッグシップスマートフォン「OnePlus 16(中国名:一加 16)」を中国で発表しました。第6世代Snapdragon 8 Elite Extreme(第六代骁龙8超级至尊版)を搭載し、ゲームでは最大185Hzの表示に対応。背面には2億画素のメインカメラと3倍光学ズームの望遠カメラを備え、バッテリーは2つのセルで9000mAh相当の容量です。中国での価格は5999元からで、日本での発売は執筆時点では発表されていません。

OnePlus 16の概要|中国での価格と発売
OnePlus 16は、OPPO傘下のOnePlusブランドの最新フラッグシップです。中国のOPPO公式ストアでは予約販売が始まっており、12GB/512GBモデルは10月21日から、16GB/1TBモデルは10月24日から順次発送される予定と案内されています。
| メモリ/ストレージ | 価格(中国) | 執筆時点の販売価格 |
|---|---|---|
| 12GB/256GB | 5999元 | 5699元 |
| 12GB/512GB | 6799元 | 6499元 |
| 16GB/512GB | 7499元 | 7199元 |
| 16GB/1TB | 8499元 | 8199元 |
執筆時点のOPPO公式ストアでは、各モデルが300元引きの価格で販売されています。カラーは「明日星光(シルバー系)」「火星杰作(オレンジ系)」「黑暗森林(ブラック系)」の3色です。
デザイン|背面が光る「明日星光」
OnePlus 16は「星際探索(宇宙探査)」をテーマにしたデザインです。四角いカメラユニットを背面の左上に配置し、フレームには金属を使っています。
シルバー系の「明日星光」だけは、背面に光る演出を備えています。友人からの着信、メッセージ、送金(紅包)の通知、ゲームのハイライトの4つの場面で背面が光り、音楽やゲームの展開にも合わせて光り方が変わります。背面の素材は、明日星光と黑暗森林がガラス(晶盾玻璃)、火星杰作がガラス繊維強化複合素材です。

本体サイズは高さ161.42mm×幅76.67mmで、厚さはカラーによって8.45〜8.55mm、重さは約217〜220gです。防塵・防水性能はIP66、IP68、IP69、IP69Kに対応し、高温・高圧の水流にも耐えられる仕様になっています。カメラなどをすぐ起動できる独自のショートカットキーも備えます。
OnePlus 16のスペック
| 項目 | OnePlus 16(中国版) |
|---|---|
| OS | ColorOS 17.0(Android) |
| チップセット | 第6世代Snapdragon 8 Elite Extreme(2nm、最大5.01GHz) |
| GPU | Adreno 850 |
| メモリ/ストレージ | LPDDR5X Ultra/UFS 4.1 |
| ディスプレイ | 6.78インチ、2772×1272(450ppi)、1〜165Hz(ゲームは最大185Hz) |
| 輝度 | 全画面最大2000ニト(標準値) |
| メインカメラ | 2億画素、F1.6、OIS |
| 超広角カメラ | 5000万画素、F2.0、画角116° |
| 望遠カメラ | 5000万画素、F2.6、光学3倍、OIS |
| フロントカメラ | 5000万画素、F2.0 |
| バッテリー | 4500mAh×2(9000mAh相当、標準値) |
| 充電 | 有線100W、ワイヤレス50W |
| 防塵・防水 | IP66/IP68/IP69/IP69K |
| 生体認証 | 画面内超音波式指紋認証 |
| その他 | Wi-Fi 7、Bluetooth 6.0、NFC、赤外線リモコン、USB 3.2 Gen 1 |
| サイズ/重さ | 161.42×76.67×8.45〜8.55mm/約217〜220g |
ディスプレイは普段使いで1〜165Hzの間で自動的に切り替わり、ゲームでは最大185Hzで表示します。色は10億7000万色(10bit)、色域はDCI-P3を100%カバーし、明るさ70ニト以下では3840HzのPWM調光を使って画面のちらつきを抑えます。
バッテリーは2つのセルを直列につないだ構成で、標準容量は4500mAh×2、9000mAh相当です(定格容量は4390mAh×2、8780mAh相当)。充電は有線100W、ワイヤレス50Wに対応し、有線100W用の充電器が同梱されます。ワイヤレス充電器は別売です。
ゲーム機能|独自チップ3つとゲーム向けの改良
OnePlus 16は、ゲーム性能を前面に押し出したモデルです。ディスプレイ用の「P4」、タッチ用の「T3」、通信用の「G3」という3つの独自チップを搭載しています。T3により、一部のゲームでは最大520Hzの多点タッチサンプリングレートに対応し、G3はゲーム中の通信の遅れを減らすとしています。
ジャイロセンサーは最大800Hzの高精度タイプで、銃を構えて狙う操作が多いシューティングゲームで有利になるよう調整されています。冷却面では、新しいベーパーチャンバー(VC)、熱伝導ゲル、グラファイトを組み合わせた「冰河散熱系統」を採用しました。人気シューティングゲームの「三角洲行動(Delta Force)」では、ネイティブ185FPSでのプレイに対応するとしています。
カメラ|2億画素メインと光学3倍望遠
背面カメラは、2億画素のメイン、5000万画素の超広角、5000万画素の望遠の3眼構成です。メインと望遠の両方に光学式手ブレ補正(OIS)を搭載しています。望遠は35mm判換算で73mm相当の光学3倍ズームで、デジタルズームは最大120倍です。
動画は8K/30fps、4K/120fpsの撮影に対応し、4K/120fpsのドルビービジョン撮影も可能です。フロントカメラも5000万画素で、4K/60fpsの動画を撮影できます。
音・目の保護・付属品
スピーカーは「1510X」超電導磁気リニアスピーカーを2つ搭載し、マイクは3つです。Bluetoothのオーディオコーデックは、SBC、AAC、LDAC、aptX、aptX HD、LHDC 5.0に対応しており、ハイレゾ対応のワイヤレスイヤホンとも組み合わせやすくなっています。イヤホンジャックはなく、USB Type-C接続のイヤホンを使います。
画面には、目の負担を抑える機能も充実しています。最低1ニトまで暗くできる表示、ハードウェアによる低ブルーライト、3840Hzの高周波PWM調光などを備え、夜間に画面を見ても目が疲れにくいよう配慮されています。
中国版の同梱品は、本体のほか、充電器、ケーブル、SIMピン、保護ケース、クイックスタートガイドです。最近のスマートフォンでは充電器が別売のことも多いなか、100Wの充電器が付属するのはうれしいポイントです。
独自の考察|同じチップのREDMAGIC 12 Pro+と比べると
同じ時期に中国で発表されたREDMAGIC 12 Pro+も、第6世代Snapdragon 8 Elite Extremeを搭載するゲーミング志向のスマートフォンです。両機種を公式の仕様で比べると、性格の違いがはっきりします。
| 項目 | OnePlus 16 | REDMAGIC 12 Pro+ |
|---|---|---|
| 価格(中国) | 5999元から | 6999元から |
| ディスプレイ | 6.78インチ、ゲーム時最大185Hz | 6.85インチ、最大185Hz |
| バッテリー | 9000mAh相当 | 8400mAh |
| 充電 | 有線100W/無線50W | 有線120W/無線80W |
| 背面カメラ | 2億画素+5000万画素超広角+5000万画素望遠 | 5000万画素+5000万画素超広角 |
| 冷却 | VC+熱伝導ゲル+グラファイト | 水冷+冷却ファン+液体金属+VC |
| 重さ | 約217〜220g | 223g |
REDMAGIC 12 Pro+は、冷却ファンや水冷、ショルダートリガーといったゲーム専用の装備が強みです。一方のOnePlus 16は、ゲーム性能を高めつつ、光学3倍の望遠を含む3眼カメラや大容量バッテリーを備え、普段使いのバランスを重視しています。価格もOnePlus 16のほうが1000元安く設定されています。
日本のユーザーにとっての課題は、入手方法です。執筆時点でOnePlus 16の日本での発売は発表されていません。中国版はNFCには対応していますが、仕様表におサイフケータイ(FeliCa)の記載はなく、日本の技適マークの取得状況も分かりません。日本で使う場合の電波法上の扱いにも注意が必要なため、中国版を個人で輸入して使うことはおすすめできません。
よくある質問
OnePlus 16は日本で発売されますか?
執筆時点では、日本での発売は発表されていません。
中国での価格はいくらですか?
12GB/256GBが5999元、12GB/512GBが6799元、16GB/512GBが7499元、16GB/1TBが8499元です。執筆時点のOPPO公式ストアでは、それぞれ300元引きで販売されています。
バッテリー容量はどれくらいですか?
4500mAhのセルを2つ直列につないだ構成で、9000mAh相当です(標準値)。
防水性能はありますか?
IP66、IP68、IP69、IP69Kに対応しています。
まとめ
OnePlus 16は、第6世代Snapdragon 8 Elite Extreme、ゲームで最大185Hz表示の6.78インチ画面、2億画素メインを含む3眼カメラ、9000mAh相当のバッテリーを備えた中国向けのフラッグシップです。中国での価格は5999元からで、ゲーム性能とカメラ、電池持ちのバランスが取れた1台に仕上がっています。日本での発売は発表されていないため、今後の展開に注目しましょう。

