ソニーは、XperiaのAndroid 17アップデートで使えるようになる新機能を、国内向けの案内ページで公開しました。目玉は「Xperia 1 VIII」のQuick ShareがAirDropに対応することで、iPhoneやiPad、Macと写真やファイルを直接やり取りできるようになります。アップデートの対象はXperia 1 VIII、1 VII、1 VI、10 VIII、10 VIIの5機種です。国内での提供開始日は、執筆時点では発表されていません。

XperiaのAndroid 17アップデートの概要
ソニーの案内ページでは、Android 17の主な新機能として、外部ディスプレイを使える「パソコンモード」、クイック設定パネルやロック画面・ホーム画面のカスタマイズ機能の進化、使いやすくなったスクリーンレコードを挙げています。そのうえで、Xperia 1 VIIIではQuick ShareがAirDropに対応し、iPhoneとの写真やファイルの共有が手軽になるとしています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| アップデート内容 | Android 17へのOSバージョンアップ |
| 対象機種 | Xperia 1 VIII、Xperia 1 VII、Xperia 1 VI、Xperia 10 VIII、Xperia 10 VII |
| 国内の提供開始日 | 未発表(機種によって時期が異なる) |
| AirDrop対応 | Xperia 1 VIIIのみ(ソニーの案内ページの記載) |
ソニーは、アップデートのタイミングは機種によって異なり、紹介している特長や機能も機種やソフトウェアのバージョンによって異なる場合があるとしています。キャリアで購入したモデルとSIMフリーモデルでも提供時期が分かれることがあるため、実際の配信は各社の案内を待つ必要があります。
Android 17の主な新機能
Quick ShareがAirDropに対応(Xperia 1 VIII)
最も注目したいのが、AirDropとの連携です。Android 17のXperia 1 VIIIでは、Android端末どうしでファイルを送り合う「Quick Share」がAirDropに対応し、iPhone、iPad、Macとコンテンツをやり取りできるようになります。友人や家族がiPhoneを使っていても、写真や仕事のファイルを専用アプリなしで直接送れるのが大きなメリットです。

外部ディスプレイで使える「パソコンモード」(Xperia 1シリーズ)
Xperia 1 VIII、1 VII、1 VIでは、外部ディスプレイに接続すると、複数のアプリを表示しながらパソコンのように操作できる「パソコンモード」が使えます。キーボードやマウスを組み合わせれば、メールの確認や資料の閲覧を大きな画面で快適にこなせます。
壁紙とスタイル、クイック設定パネルの進化
「壁紙とスタイル」では、壁紙や時計のデザインに加えて、アイコンのスタイルや形も変えられるようになります。クイック設定パネルはデザインが大きく変わり、タイルの大きさを選んで配置できるようになりました。大きなタイルには補足情報も表示されるため、よく使う機能をすばやく確認・操作できます。
スクリーンレコードが使いやすく
スクリーンレコードは、画面全体だけでなく特定のアプリだけを録画できるようになります。端末の音声とマイクの音声を同時に録音できるので、ゲームの実況や操作方法の解説動画も簡単に作れます。
AIカメラアシスタントのカスタムルック(Xperia 1 VIII)
Xperia 1 VIIIでは、写真モードのAIカメラアシスタントも強化されます。カスタムルックを最大3つまで登録でき、それぞれに名前も付けられます。気に入った色合いを保存しておけば、撮影シーンに合わせてすぐに切り替えられます。

対象機種ごとの対応機能
ソニーの案内ページの記載をもとに、機種ごとに使える主な新機能を整理すると次のようになります。共通の機能(壁紙とスタイル、クイック設定パネル、スクリーンレコード)は5機種すべてが対象です。
| 機種 | AirDrop対応 | パソコンモード | カスタムルック強化 |
|---|---|---|---|
| Xperia 1 VIII | ○ | ○ | ○ |
| Xperia 1 VII | 記載なし | ○ | 記載なし |
| Xperia 1 VI | 記載なし | ○ | 記載なし |
| Xperia 10 VIII | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
| Xperia 10 VII | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
Xperia 1 VIIIは、2026年6月11日に発売されたソニーのフラッグシップモデルです。チップセットにSnapdragon 8 Elite Gen 5を搭載し、望遠カメラにはXperia 1 VIIから約4倍に大きくなった1/1.56インチのイメージセンサーを採用しています。SIMフリーモデルはメモリとストレージの組み合わせが4種類(12GB/256GB、12GB/512GB、16GB/512GB、16GB/1TB)あり、カラーはグラファイトブラック、アイオライトシルバー、ガーネットレッド、ネイティブゴールドの4色です。
AirDropでの送り方と注意点
GoogleのQuick Shareのヘルプでは、AirDropに対応したAndroid端末からiPhoneなどへ送る手順を次のように案内しています。
- iPhone・iPad・Mac側で、AirDropの受信設定を「すべての人(10分間)」にする
- Android側で送りたい写真やファイルを開き、「共有」から「Quick Share」を選ぶ
- 近くにあるApple製品の一覧から送り先を選び、相手がAirDropの通知で受け入れるのを待つ
Quick Shareを使うには、両方の端末でBluetoothをオンにしておく必要があります。うまくつながらない場合は、端末どうしを30cm以内に近づけると改善することがあります。
なお、Googleのヘルプでは、AirDropに直接対応したQuick Shareを使える機種として、Pixel 8a以降と、Samsung、OPPO、OnePlus、vivo、Xiaomi、Honor、Transsion、モトローラの一部機種を挙げています。AirDropに対応していないAndroid端末でも、QRコードを使ってiPhoneなどとファイルをやり取りする方法が用意されています。この方法では、ファイルは暗号化されてGoogleのサーバーを経由し、24時間ダウンロードできます。
Xperia 1 VIIIでAirDropを使う場合の細かな条件(受信時の設定など)は、ソニーの案内ページでは詳しく説明されていません。アップデートの提供後に、ソニーの「Xperia Android 17 変更点ヘルプガイド」で確認するのが確実です。
独自の考察|iPhoneユーザーが周りに多い人ほど恩恵が大きい
日本はiPhoneの利用者が多く、友人や家族、職場の人とのやり取りで「AirDropで送るね」と言われる場面は少なくありません。これまでAndroidユーザーは、LINEやクラウドストレージを経由して写真を受け渡すことが多く、画質が落ちたり手間がかかったりしていました。Xperia 1 VIIIがAirDropに対応すれば、こうした不便がかなり解消されます。
一方で、今回の案内でAirDrop対応が明記されているのはXperia 1 VIIIだけです。Xperia 1 VIIやXperia 10 VIIIなどを使っている人は、Android 17にアップデートしてもAirDropは使えない可能性があります。これから機種変更を考えていて、iPhoneとのファイル共有を重視する人は、Xperia 1 VIIIを選ぶ理由が一つ増えたと言えます。
パソコンモードも、Xperia 1シリーズの付加価値を高める機能です。外出先でもディスプレイとキーボードがあれば簡単な作業をこなせるため、ノートパソコンを持ち歩く頻度を減らしたい人には便利です。ただし、外部ディスプレイとの接続条件などは機種ごとに確認が必要です。
OSのアップデートでは、まれに一部のアプリが正常に動かなくなることがあります。仕事で使うアプリがある人は、配信が始まってすぐに更新するのではなく、データのバックアップを取ったうえで、各社の案内や不具合情報を確認してから更新すると安心です。
よくある質問
XperiaのAndroid 17アップデートはいつから始まりますか?
国内での提供開始日は、執筆時点では発表されていません。ソニーは機種によってタイミングが異なるとしています。
Xperia 1 VII以前の機種でもAirDropは使えますか?
ソニーの案内ページでは、AirDrop対応はXperia 1 VIIIの機能として紹介されています。ほかの機種については記載がありません。
iPhone側で必要な設定はありますか?
Googleのヘルプでは、iPhone側のAirDropを「すべての人(10分間)」に設定するよう案内しています。
パソコンモードはどの機種で使えますか?
Xperia 1 VIII、Xperia 1 VII、Xperia 1 VIの3機種です。
まとめ
ソニーは、Xperia 1 VIII、1 VII、1 VI、10 VIII、10 VIIの5機種をAndroid 17アップデートの対象として案内しました。Xperia 1 VIIIではQuick ShareがAirDropに対応し、iPhoneやiPad、Macと写真やファイルを直接やり取りできるようになります。Xperia 1シリーズのパソコンモードや、5機種共通のカスタマイズ機能の強化も見どころです。国内での提供開始日はまだ発表されていないため、ソニーや各キャリアからの続報を待ちましょう。

